株式会社汐見製作所

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SIOMIな人たち

太田 なおみ
溶接課 課長 / 2008年入社

10年後も、活気のある会社に

汐見製作所には、会社への感謝の気持ちを持っている社員がたくさんいます。太田課長も、その一人。
入社当初は技術も経験も持ち合わせていなかったものの、目の前の仕事にとにかくがむしゃらに向き合った結果、
多くの社員に信頼され、今や会社の中心的存在として働いています。今回はそんな太田課長に、会社の過去や
現在について、またこれからどんな会社にしていきたいと思っているのかについて、語ってもらいました。

目の前の仕事に向き合ってきた

まずは、入社したきっかけを教えてください。

知り合いの紹介で汐見製作所のことを知り、製造の経験はなかったものの「何でもやります!」と話したところ、スポット溶接の仕事をさせてもらえることになりました。毎日、一生懸命でしたね。最初は、自分にできることを全力でやって、それでお金がいただければ十分だと思っていました。でも、少しずつ、一日に何個やろう、何時までに終えよう、という目標ができてきて。それを達成していくのが楽しくなっていきました。

これまで働いてきて、印象に残っている出来事はありますか?

入社3年目の頃、社内の業務改善発表会に挑戦したことです。メンバーは決まっていなくて、パソコンとパワーポイントを使って資料をつくる役割に空きがあったんですよね。ちょうど、通常業務とは違うこともやりたいと思っていたところだったので、パワーポイントなんか使えないのに、ここでも「やります!」って挙手したんです(笑)。

実際にやってみて、どうでしたか?

初めてのことだったので、やっぱり大変でしたね(笑)。でも、言ったからにはやるしかない。自分なりに調べながら、なんとか形にしました。ただ、考えたことや行動したことが会社に反映されていくのは面白かったです。それからしばらくして、当時の課長兼工場長が、係長に推薦してくださったことには驚きましたね。

一階級飛ばして昇進、ということですよね。

そうなんです。班長の経験もないのに、なんで私なんだろうと思いました。それで聞いてみると「ちゃんとやってくれるから」という答えが返ってきて。試作品をつくるときに、メモを取って資料にまとめていたことを評価してもらえたんです。ただ自分が困らないようにしていただけなんですけどね。現場の仕事もわかっていて、パソコンも使いこなせることを評価してくれたんだと思います。そのときに初めて、発表会を頑張ってよかったと思えました。

部下になる人のなかには、太田さんより経験がある人もいたんじゃないですか?

私より社歴が長い方もいれば、年齢が上の方もいて。不安はありましたけど、ワクワクもしていました。
新しく何かやれるなら、とにかくやってみようという気持ちの方が強かったですね。

係長として、課長として

係長になって、大変だったことはありますか?

不良品が出たときに初めて「上司ってこんなに大変だったんだ」と気づきました。作業者として仕事をしているときは「すみません、次から気をつけます」で終わっちゃうんですよね。でも上司は、不良品を出さないようにするための体制や本人の意識を変えるために奮闘している。その役割の違いにようやく気づきましたね。

なるほど。他にも学んだことはありますか?

最初の頃は周りも全然見えないし、まとめることもできないのですが、周りのメンバーが助けてくれて、なんとか係長を務めることができました。スポット溶接グループの人たちって、全員と言って良いくらい、人間的にできている人ばかり。そういう出来事を経て、周りに頼ることも大切なんだと学びましたね。

ちなみに、係長から課長に昇進したのは、いつ頃の話ですか?

約一年前です。前任の課長が異動するというタイミングで声が掛かりました。本当は断ろうかとも思ったんですけど、一方で私がずっと係長のポジションにいたら、後輩が育たないんじゃないかとも思って。周りに頼ることを覚えたとはいえ、仕事を任せることが苦手だったんですよね(笑)。だから風邪をひかないし、全然病気にもならない。入社してからほとんど会社を休んだことがなかったことに気づいたんですよ。

人一倍、責任感が強かったんですね。課長になって、太田さん自身も変わりましたか?

今までは誰にも仕事を渡したくないと思っていましたが、課長になってからは、次の世代にちゃんとつなげていこうと思うようになりました。たとえば、私が今までやってきたことを係長や班長に振り分けて、みんなで協力しあって仕事をする体制をつくったり。作業者と管理者ではやるべきことが違うということを、より多くの若手社員に伝えていこうとしています。自分がやったほうが速いと思う部分もありますが、勇気を持って仕事を渡していく。若手には「仕事増やさないで」って思われてるかもしれないんですけどね(笑)

汐見製作所の、過去と現在

太田さんは約13年間、汐見で働いてきたそうですが、昔と比べて、会社も変わったんじゃないですか?

すごく変わりましたね。一つ挙げるとするなら、現場の声をより聞いてもらえるようになりました。たとえば、昔はある一定の年齢まで働くと給与額が変わらない仕組みでしたが、何歳になっても目標を持って成長している社員はいるわけで、見山社長に「頑張ってる人に、もっと頑張ってくださいって言えるよう、給与の仕組みを変えてください」って伝えたんです。3年くらい前のことですかね。

そうしたら、見山社長は改善してくれたと。

はい。現場ってすごく地味ですが、一方で会社を支えているのも現場です。きちんと評価されるべきだと思ったんです。「社長にそんなこと言って大丈夫?」っていう人もいるんですけど、言わなきゃ損。実際、会社が変わりましたしね。もちろん、そのぶん成果を出さないといけませんが。

会社のステージも、変わりつつあるという段階なんでしょうね。

そうですね。目標を持って働く社員が増えたと思います。私は汐見製作所を、社員全員が自分のやっていることに自信を持って、会社にも誇りを持っている会社にしていきたいと思っているんです。 そして、皆が思っていることを素直に口に出せる会社になれば、もっと会社が良い方向に行くんじゃないかなと思っています。

仕事は、自分の世界を広げてくれる

経営に近い立場で働く太田さんにとって、見山社長はどんな存在ですか?

見山社長には感謝しかないです。入社当初は「自分一人でなんとかしないと」という思いで働いていましたが、役職を与えてもらったことで周りを頼ることを覚えて、私自身、仕事を通して成長することができました。こんな私を今のポストにおいてくださって、感謝の気持ちでいっぱいです。見山社長が目指している方向を一緒に向いて、私なりに会社の力になれたらなと思っています。

ご自身がこれから挑戦してみたいことや目標はありますか?

まずは、課長として次の世代を育てること。汐見製作所って、本当に良い人たちばかりの会社なんです。困っていたら手を差し伸べてくれるし、相談にも乗ってくれる。そんな社風を大切にしつつ、10年後、汐見製作所がもっと活気あふれる会社になっていることを目指して私も頑張りたいと思っています。

太田さんは会社の未来をつくろうとしているんですね。では、活気あふれる会社にするために、どんな方と一緒に働きたいですか?

やる気のある人が良いですね。理由は何でも良いんです。自分が持っている技術を活かしたい人はもちろん、私のようにただ単に仕事をしたい人も大歓迎。仲間と仕事をするうちに自分の可能性に気づけるようになりますし、そうすると目標もできてきますから。若いうちから強い思いを持っているほうが珍しいと思います。最初は漠然としていても、とにかく何でも頑張ろうという気持ちで来ていただけたらうれしいです。

では、最後に。学生に向けてメッセージをお願いします。

見山社長の口癖は、「良いんじゃない」。やってみたいことは、何でもできる会社です。一緒に、未来の汐見製作所をつくっていきましょう。

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